ゲームに全力って、だめですか?

通称「ゲムだめ」です。
ゲーム、特に最近気になりだしたゲームデザインについて、
色々語るつもりなんですが、それだけじゃなくて日々の色々を書きそうです、多分。
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    ヒーローものに、こんな新境地があるとは!―キックアス
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      ヒーローに憧れる主人公、というのはよくある話になってしまったけれど、この映画はそんな「よくある」からの脱却ぶりが凄いです。

      比較的、B級映画の印象が強いのかな?と前情報の段階では、思い込んでいた、この「キックアス」という映画。
      確かに、パロディの方法や、シナリオの無茶具合(現実的に考えて、幼女にあれができるのか、とか。笑)はB級っぽい印象も受けますが、そのシナリオ展開はA級と言えるのではないでしょうか。

      単純に、ヒーローに憧れる主人公、という使い古されたシナリオだけ終わらせるのではなく、そこに本当にヒーローとして活躍する幼女とその父親の話が入り混じり、更にはその親子には隠された過去があって…なんて説明すると、「まぁあるよね」という話になってしまうのですが、それをそれと終わらせないのが巧いところ。
      ヒーローもののパロディや、ヒーローに憧れる思春期の少年の成長活劇かと導入では思わせておいて、実は本物のヒーロー親子の話が本筋、というシフトチェンジの仕方は、そのスムーズさもあって胸に響きます。
      しかも、その少年を蔑ろにせずに、巧いこと本筋に絡めていくのも、シナリオの巧さが際立ってます。

      映像的にも、アクションシーンに力が入っていて、まさかの幼女の暴れっぷりに(その可愛さも相俟って)凄い衝撃が走るんですが、このグロさも含めて、ヒーローものへのパロディというか、ブラックジョークなんだろうなぁ、という印象。
      にしても、幼女の間違った方向への成長ぶりに、ちょっと心配になりますが。

      主人公のあまりの痛さとか、ダメっぷりに笑える一方で、ヒーローになれずに、様々な悪事に無関心でいる周囲や自分が許せない、という考えから頑張る主人公の姿勢には、共感を通り越して感動を覚えます。
      定番モノからちょっとズレた、それでも安定した面白さのある作品です。
      | うたまん | 映画 | 20:21 | comments(0) | - | - | - |
      カッコ良すぎる男がいる、そんなコメディ:デュー・デート出産まであと5日!史上最悪のアメリカ横断
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        ハングオーバーで、監督に惚れ込み、よく似たサブタイトルもあって、同じノリを期待して、このデュー・デートを鑑賞。

        結果、主演の一人、ロバート・ダウニー・ジュニアがカッコ良すぎて面白くないという、まさかの展開に。

        思うに、ハングオーバーが奇跡的な面白さだった、とは思うのだけれども。
        やはりコメディに出てくるキャラは、どこか面白くなければならない、と思います。
        で、今回主演のこの、ロバート・ダウニー・ジュニア演じるピーターは、多少キレ易いところはあるものの、わりと真っ当な人間なのです。

        奥さんの出産が近いために、飛行機に乗り込んだものの、もう一人の主演である、ちょっと頭のおかしいコメディ俳優志望のイーサンに絡まれた結果、二人して搭乗拒否を食らい、なんとか出産予定の5日後までに、アメリカ大陸を横断する、という話です。
        で、この説明で収まりきるくらいに、コメデイに出てくる人間としては、わりと普通の人なのです、このピーターは。
        その普通の人間が、普通じゃないイーサンに絡まれることで、酷い目に遭い、それが面白さだとは思うのですが・・・なんつーか、至極真っ当なピーターが、可哀想に思えてくるぐらい、イーサンの変人っぷりが際立ってしまい、結構笑いが寒い感じで・・・

        つくづく思うのですが、笑いというのは、やっぱり温度が大切なんですよね。
        冷たい場面では、それにあったシュールな笑いとかを提供できれば、しっかりハマってくると思うんですが、このイーサン演じる、ザック・ガリフィアナキスのイメージもあって、暑苦しいぐらいのバカみたいな笑いを求めていたんですが、どうやら違うようで・・・

        物語の途中、酔いだして、ピーターがおかしくなる辺りから、ようやく笑えてくるんですが、その頃には映画は半分以上終わってたわけで、なんとも物足りない感じでした。
        やっぱりバカみたいな笑いが遭う、俳優と監督だと思うので、ハングオーバー2に期待です。
        | うたまん | 映画 | 02:26 | comments(0) | - | - | - |
        『記憶喪失』という設定が見事過ぎる爆笑コメディ―ハングオーバー
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          ハングオーバー


          消えた花婿と史上最悪の二日酔い






          最近映画見てないなぁ、せっかくMAC買ったんだし、ituensで映画借りて見ようかなぁ。
          なんて勢いに任せて借りてみた本作、純粋なコメディ映画でした。

          2日後に結婚する新郎ダグのため、独身最後のパーティ(バチェラーパーティ、でしたっけ?)を企画。
          新郎の二人の悪友と、義理の弟を引き連れて、一行はラスベガスへ。
          ホテルで身支度し、4人で今日を楽しむための酒を飲んだところで、いきなり場面が転換。
          朝になり、目が覚めると、ホテルの部屋はめちゃくちゃ、花婿は何処かに消え、トイレには何故か虎、そして一室には誰のものか分からない赤ちゃんまで……
          目覚めた3人は皆昨晩の記憶がないため、仕方なく赤ちゃんの親探しと、花婿を探しに出かける。

          というのが冒頭のストーリー。

          僕自身、シュール系の笑いが苦手なので、物語の序盤では、義理の弟アランの痛すぎる行動が目に付き「あ、これシュール系かな?失敗したかな?」と思いました。
          が、15分頃を過ぎた辺り、場面がいきなり転換し、朝になってからの展開は、その印象を覆すどころか、笑いが止まらないほどのハマりっぷり。
          終始爆笑して、映画でこんなに笑ったのは、初めてホームアローンの泥棒撃退シーンを観た時ぶりじゃないか(どことの比較だよ、という感じですけど)なんて。

          特筆したいのは、表題にも書いた通り、二日酔いからくる「記憶喪失」という設定の巧さ。
          場面がいきなり切り替わり、キャラクター同様、視聴している僕たちも、昨晩の記憶がないため、突如起こる展開に驚愕と爆笑を禁じえません。
          更に、花婿はどこに消えたのか、昨晩何があったのか、といったまるでサスペンスに似た要素によって、シナリオに引き付けられ、その最中に暴かれる、ぶっ飛びすぎた昨晩の出来事。
          いやぁ、コメディのシナリオってやっぱり重要なんだなぁ、と感心してしまいました。

          シナリオ後半には男心にスカッとするような展開も用意されていて、(それなりな)ハッピーエンドが描かれるのも好印象。
          で、更にエンディングで、またもや驚愕と爆笑に包まれるという二段オチ。
          いや、本当に巧いです!


          低予算ながら、興行収入の良さから、続編の製作が決まっていたりするので、そちらも期待!
          とりあえず、同じ監督の「デュー・デート」を観てみようと思う次第です。
          | うたまん | 映画 | 22:29 | comments(0) | - | - | - |
          ウォッチメン
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            時は冷戦時代。
            かつて、世間を賑わせたスーパーヒーローたちは、法律によって、活躍中できなくなっていた。
            そんな中、その元ヒーローたちを狙った殺人事件が起こる。
            ヒーローたちは何故狙われるのか?犯人は?ソ連との冷戦はどうなってしまうのか…?

            というストーリーながら、長い時間で語れる原作のアメコミとは違い、精々2、3時間で完結させなければならない映画というメディアのため、物凄く話が簡略化されていると感じてしまう、この作品。
            正直、設定はかなり面白いのだけれど、映画というメディアだったために、残念な結果になってしまった、よくある残念な移植作という感じが、映画を見るだけでひしひしと伝わってくる、なんとも可哀想な作品です。

            特に、設定が面白く、かつて正体がバレないように、マスクをして強盗をしていた犯罪者に倣い、マスクをした上で法の枠を超えて、正義を成すというヒーローが、チームを結成しているという世界。
            そのため、中には本当に超能力を使うようなスーパーマンのような奴もいるものの、多くは普通の人間が鍛えた上でヒーローとなっているため、派手なアクションなど、従来のアメコミ映画を期待すると、間違いなく悲しい気分になります。
            しかし、そういった設定を、リアリティと納得したうえで見ていくと、上記に挙げた謎を解いていく、サスペンス映画へと変わっていくのです。
            いや、正確には、本当はサスペンスに変えたかったんだと思うのですが、その部分が残念なことに、説明不足、時間不足のために端折られており、なんだか分からない映画になってしまっています…

            おそらく、もっと時間をかけて丁寧に描いていけば、キャラクターたちも、バットマンやプリティーウーマンといった元ネタに気付ける有名どころを使っているのもあるので、魅力的なものばかりになるような気がするだけに、かなり惜しいなあ、とか思ってしまいます。
            なので、原作の漫画を読みたい!と、力強く思ってしまう映画でした。
            | うたまん | 映画 | 01:26 | comments(0) | - | - | - |
            スパイアニマル G-FORCE
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              FBIの特殊捜査チームである、モルモットとモグラ、ハエなどなどの小動物(ですらないのも混じってますが)で構成された、G-FORCEというチームが、世界征服の火種に気付き、それを阻止するという、ディズニー映画であることも含めて、よくある映画だよなぁ、と思いながら拝見させていただきました。

              出だしは、CGで表現された動物が可愛らしいだけの、よくある映画かな、と舐めてかかっていたのですが、意外や意外、シナリオを含めた完成度も高く、楽しめました。
              確かにCGで表情豊かに表現されたモルモットたちは、どれも愛くるしい存在なのですが、それに負けず劣らずの豪快なアクションシーンは、そこらのアクション映画にも退けを取らないというか、逆に視点がモルモットという小さな存在であるが故に、迫力が増している感すらあり、楽しめました。

              ついでに言うと、シナリオ的にもちょっと驚く展開があったり、まぁ設定的には超小型携帯を主人公のモルモットくんたちが使ってたりして、SFの領域に達していると思える部分がなくはないですが、そういったことは映画だから、ということで割り切れば、それなりにお話としても楽しめます。

              正直こういった映画は、所詮子供向けと思っていた僕なのですが、意外にも楽しめたので、そういった先入観を失くしていこうとか、考えを改めようとも思いました。感謝!
              | うたまん | 映画 | 23:27 | comments(0) | - | - | - |
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