ゲームに全力って、だめですか?

通称「ゲムだめ」です。
ゲーム、特に最近気になりだしたゲームデザインについて、
色々語るつもりなんですが、それだけじゃなくて日々の色々を書きそうです、多分。
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    心に響いた、『感情』論―ユダヤ人大富豪の教え ふたたびアメリカへ編
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      本田健の本、特に『ユダヤ人大富豪の教え』、については、成功哲学ということに囚われず、人生とかお金のこととか、いろんなことを少しでも考えている人に、オススメしている僕だったりします。
      シリーズ化された、続編の(2)も当然のように読み、つい最近本屋に行ってこの3作目を発見しました。

      1,2と続き、お金との付き合い方に、重点を置いていたように感じたこのシリーズですが、今回の3作目は、その印象からは乖離しています。
      というのも、主人公ケンは、既にある程度ビジネスを成功させている、ある意味の成功者であるからです。
      じゃぁ、何が今回の問題になっているかというと、冒頭、その成功者であるケンの奥さんが、実家に帰ってしまいます。
      その事件を、人間関係、主に感情の面から、どうしてこうなってしまったのか、どうすれば解決できるかというのを描いているわけです。

      今まで、この手の本がわりと好きなので、本田健に留まらず、色々と手を出してきた僕ですが、初めてこのジャンルで涙しました。
      まさか物語以外の本で泣くとは…といっても、この本も広義の物語だとは思うのですが、少なくとも今まで胸いっぱいになっても、涙することはありませんでした。
      しかし、この本では序盤から、涙が止まらず、読み進めては涙して中断し、また読み進めていく、という繰り返しでした。
      というのは、正に読んでいた時、嫁との関係が微妙だったというか、かなり本格的な喧嘩をしていたから、だったりするんですが、その影響もあってか、主人公のケンへの感情移入が凄かった気がします。

      最後の方にも記載のある、「人間関係のチャート」というのをメインに扱っています。
      「ポジティブ」か「ネガティブ」か、そして、「自立」か「依存」か。
      その2つの観点から、「ポジティブ自立」「ネガティブ自立」「ポジティブ依存」「ネガティブ依存」の4パターンに人間は分類され、1対1の人間関係の全ては、この4区画の綱引きになる、という考え方です。

      それぞれの特徴を、簡単に記載すると…
      「ポジティブ自立」なんでもやってやる!と意気込むリーダータイプ
      「ネガティブ自立」周りはバカばっかりだ、と思い何でも自分でやろうとする、有能な管理者タイプ
      「ポジティブ依存」できない、分からないと困ってしまう、いじめられっ子タイプ
      「ネガティブ依存」凄く繊細で、色んなことを感じ取るタイプ
      というような感じです。

      で、綱引きというのがどういうことかというと、例えば僕が「ポジティブ自立」になっている、ということは身近な人はその対称である、「ネガティブ依存」に成りやすい、というわけです。
      同様に、僕が「ポジティブ依存」になっている時は、相手は「ネガティブ自立」になっている、というような感じで、この2パターンで綱引きをしているような、作中ではダンスと言われている人間関係に陥る、というわけです。

      この考え方というのが、驚くほど僕ら夫婦間にも適用されていて、僕は内容に酷く惹きつけられたわけなんです。
      というのも、僕は上記のように、やる気のある時とか、嫁が困っている時は、「ポジティブ自立」になってまくし立てる一方で、「できない、分からない」の状態になると、嫁にバカだ、どうしてできないんだと罵られる、「ポジティブ依存」になっているなと、自覚してしまったからです。
      つまり、夫婦間で実際に、この「綱引き」と呼ばれる現象を、あまりにも体感していることに、気づかされました。

      解決方法としては、全ての人間関係の間に、「センター」を探し、そこに近づいていく、ということが挙げられています。
      その際に語られる、「ポジティブだから良い、ネガティブだから悪い」、「自立だから良い、依存だから悪い」ということもなく、それぞれの立場の気持ちを汲むことで、人間関係は発展し、良いものになっていく、ということにもちょっとした衝撃を受けました

      当たり前のこと、と言われればそれまでと感じられてしまうかもしれませんし、7つの習慣などでも言われる、「自立を超えた相互依存が大事」という話にも通じることだとは思います。
      ですが、ケンがセミナーを受けているという、物語の体裁を取っているこのシリーズらしく、その過程が描かれていることで人間関係の発展の方法が、よく分かります。
      とても実践的で、とても心に沁みるからこそ、僕のように感極まる人もいるんじゃないかなぁ、なんて思う次第です。

      今までのシリーズ同様、成功哲学的な要素も、もちろん含まれていますが、人間関係と感情にこれほど重きを置いているのは、初めてのような気がします。
      人間関係の重要性を、結婚によって知った僕だからこそ、みんなにオススメしたい本です。
      | うたまん | ビジネス書 | 06:54 | comments(0) | - | - | - |
      ブラックスワン 不確実性とリスクの本質
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        「ビジネス書大賞」という本で取り上げられていて、その大賞を取った本、ということで読んでみました。
        異常な勢いで話が飛んでいく、洋書によくある「ボトムアップ型」の文章過ぎて、読むのに大変苦労しましたが……いやでも、面白かったです。

        予測できないこと、非常に強い衝撃を与えること、そして一度起これば、さも当たり前かのように説明がなされ、実際には偶然に見えなくなってしまうこと、以上3点を網羅する事象のことを、ブラックスワン―黒い白鳥と定義しています。
        例えば、9・11のテロ、グーグルの成功、インターネットの発展、あとは東日本大震災も、これに含まれるんではないかと思います。

        そういった、とんでもない衝撃を与え、かつ予測のできない黒い白鳥に対して、どうやって対処していくか、というのを投資家でもある著者の目線から、様々な分野の学問を跨ぎながら、考えていくという本です。
        正直な話、僕はこの手の、結論がどこで語られるのか分からない、話題が右往左往する本というのは、非常に苦手だったので、自分としてはビックリするぐらい時間がかかりました。
        それこそ、2010年のビジネス書大賞で、この本をすぐ知り、手に入れたのに、読み終わったのはビジネス書大賞の2011年版が出た後だった、というぐらいに。
        なので正直、諸手を挙げて賞賛できない本ですが、でも凄く色々考えさせられたのも事実です。

        黒い白鳥は予見できないという前提があります。
        それは、従来のリスク管理からすれば、見逃しても良いとされているほど、僅かな確率で発生するものだからです。
        しかし、確率としては僅かなものでも、それが黒い白鳥であれば、とんでもない衝撃を与えるわけです。
        だからこそ、それを無視してしまうのは、リスクが高すぎると、著者はいいます。

        これを、投資の考え方に当てはめると、本文にもあるように、投資金額の8割は「利幅も大したことはないけど、リスクは限りなく小さい」ものに当て、残りの2割は「思いっきりレバレッジなどを利かせ、良い黒い白鳥を狙う」ということになるようです。
        じゃぁ、良い黒い白鳥が発生する可能性のある投資って……?という肝心なところは、当然実際に投資する人が考えなければならないわけですが、この発想は面白いなと思います。

        所謂、ウォーレン・バフェットのように「できる限り永遠に株を持ちたい」という、蓄財家タイプではなく、この著者は取引によって儲ける、トレーダータイプなのでしょう。
        実際に、この「良い黒い白鳥」によって、著者かなり儲けているそうですが、実際儲けた年は、かなり限られてくるようで。
        本文中にも「こういう方法で儲ける場合には、儲ける年は限られる」というような記載もあります。

        ただし、このような方法が、実際試せるかというと、かなり難しい話になってくると思うんですよね。
        なんせ、その黒い白鳥が出てくるまでに関しては、8割でも大した儲けにならず、残る2割については損をするかもしれないわけですから。
        そういった、この投資方法に関する心構え、心理的側面などの話も交え、更にはこの理論を理解せずに、従来のリスク管理を続けている他の投資家、経済学者たちを滅多切りしていたりします。
        更に、著者との関わりのある学者の紹介などなどを含み、なんというか、ビジネス書というよりは、この哲学者のエッセイに近い印象を受けました。

        とはいえ、これだけ読み応えがあって、投資の話のみに関わらず、人生において、もしかしたら有り得るかもしれない「黒い白鳥」と、どう向き合うか、という話はかなり考えさせられました。
        できるだけ、黒い白鳥を理解するために「灰色の白鳥」にしたり、黒い白鳥を含めた確率論を理解するために、従来の確率論の問題点を知ったり、「ある証拠がない」のと「ない証拠がある」の違いを学んだり、などなど。
        読むのは大変でしたが、それだけの価値はあったかなと思います。

        苦労して読んだ後、本の最後にある、著者の広告を見てようやく「まぐれ」と同じ著者であることを知りました。
        いや、こっちは読んだことはなかったんですが、投資の本として面白いとのことでしたので。
        とりあえず、新しい方を読んだから、こっちには手を出さないかなぁ、なんて思ったりしてます。
        | うたまん | ビジネス書 | 15:28 | comments(0) | - | - | - |
        やる気の問題を通して、お金で人が幸せになれない理由も見えてくる―モチベーション3.0
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          モチベーション3.0




          モチベーションがありません。

          いや、この日本語はおかしいかもしれません。普通、「高い」か「低い」で表現するでしょうから。
          でも、「ない」と言ってしまうぐらい低い日々が、続いているなぁと思います。

          原因についてはまたの機会に語るとして、そんなわけで、この本を書店で見かけたときに、面白そうだと思う下地ができていた僕は、パラパラめくって即座に購入していました。

          内容としては、モチベーションの歴史を、OSに例えています。
          元々人間は、文章内でモチベーション1.0と呼ばれている、生物と同様の脳内OSに基づいて行動をして、生存競争に打ち勝ってきたと。
          で、工業化の時代に、モチベーション2.0、いわゆる、「アメとムチ」とか「信賞必罰」と言われるモチベーションの管理の仕方が主流になり、それが100年以上続いている、ということらしいです。

          ですが、科学者の間での実験から、人間のモチベーションに関しては、この2.0はどうやら古い、ということが、わりと昔から言われていたようで、その理由を数々の実験から説明しています。
          詳しい内容は本を読んでみてください、ということになるのですが、掻い摘んで説明すると、例えば「お金をやるからこの仕事をやってくれ」と頼まれると、人間はその結果として貰える「お金(利益)」の方にばかり目が行くようになり、それが目的になってしまいます。
          そうすると、仕事そのものを遂げることが目的にはならないため、仕事をより良く、早く、創造的に、やり遂げる方法を模索しなくなるのだそうです。

          ちなみにこれとは逆の場合も例として挙がっていて、園児のお迎えに対する遅刻者に、遅刻者には相応の罰金(育児時間の延長料金)が加算されるシステムに変更したところ、罰金を設定する前の2倍以上に、遅刻者が膨れ上がるんだそうです。
          これはつまり、「お金を払えばいいんでしょ」と対象者が思うことで、遅刻を避けようとする態度がなくなる、ということのようです。
          この辺りの話が、後々に「お金が人を幸せにしない理由」などにも繋がっていく文章は、なかなか読み応えがありました。

          表題にもなっている、肝心のモチベーション3.0ですが、これについて特に面白いのが、「報酬を用意しない」ということ。
          後から「今回はよく頑張ってくれたから、報酬を出す」と言っても、それが続いてしまうと、2.0と同様、その報酬に目が移ってしまうのだそう。
          なので、対象のやる気を出すためには、絶対に報酬を目的とさせないことが重要なようです。

          また、3.0に関しては、この目的以外にも、自律性と熟達、という観点から内容が描かれています。
          要は、自律性を持って自由に、報酬ではない社会的な目的のために、熟達と呼べるまで続ける、ということが3.0が実装されていることのようです。
          しかしながら、ビジネスシーンでの活用例、指摘例が多く、個人のレベルにこれを落とした時に、どう実装できるのか……
          どうにも、誰かモチベーションを上げたい対象を持っている人のための本であって、自分のモチベーションを上げるためのものではない気がしますね。

          しかし、それでも「自律性」「熟達」「目的」の3つというのが大事というのは、確実に伝わってきます。
          できることなら、それら3つを考慮したうえで、自分が何をするのか、何を仕事にするのかというのを考えるべきだということが、よく分かりました。
          | うたまん | ビジネス書 | 18:57 | comments(0) | - | - | - |
          時間力養成講座
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            小宮一慶の、特にこのシリーズは欠かさず読んでいる僕なのだけれど、今回の題材は『時間力』。
            おー、今の(と言わず、僕にはいつだって、ですが)僕に必要なもんだなー、ということでいきおい購入。

            いつもと変わらず読んでいてためになったんですが、特に驚かされたのが、小宮さんが考える『時間力』に必要な4象限マトリクスでしょうか。
            よくあるタイムマネジメントの本では、緊急度と重要度のマトリクスで、考えることが多いかと思います。
            「緊急度が低く、重要度が高いもの」をなるべくこなすために、「緊急度が高く、重要度が低いもの」をなるべく自分でやらず、人に任せたり、工程を少なくしてやらないようにする、というのは、比較的どのタイムマネジメントの本を読んでいても書いてある文章です。
            が、この本ではそこではなく、やる気と自由度のマトリクスで、時間力というものを捉えていきます。
            つまり、やる気が高く、自由度の高い時間を、如何に多く持つか。
            そこが重要で、そういった時間が多く持てれば、自然と創造性は発揮され、仕事やプライベート如何に関わらず、多くをこなせるようになる、何故ならやる気と自由度が高いのだから、というところ。
            確かに、と頷ける話であるのと同様に、それだけで果たして時間力がつくのか?という疑問も沸いてしまうのですが、その時間の作り方と同時に、その時間がどういう時間なのか、という説明もされていて、かなり納得できます。

            結局人間、自分の自由になり、且つやる気の高い時間が多くあれば、色々な生産性、創造性の高いことが出来るんだろうなと。
            さらに言えば、そこをどれだけ持てるかが、重要なんだろうなということが、本を読んで、理解を深めることができました。

            ちなみに、本ではその4象限マトリクスで終わらず、最終的には、精神的自由度と物理的自由度の4象限を考えるところに至ります。
            精神的自由度とは、つまり考えなければならないことがなく、自由な思考が出来る度合い。
            物理的自由度はそのまんま、身体的な自由度のことを考えます。
            で、この精神的自由度というのが高ければ、ドンドン創造的な発想が浮かんできて、時間を必要することなく、短時間で凄い集中力が、凄いことが出来る、と。
            この考え方が、非常に納得が出来て、さらに面白いなと思います。

            と、簡単に言っても、なかなか出来ないのが人間。
            そういった人にかなりオススメ出来るので、時間力に興味のある方はぜひ、なんて
            | うたまん | ビジネス書 | 23:58 | comments(0) | - | - | - |
            知っているだけで恥ずかしい現代オタク用語の基礎知識
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              初めましての挨拶や、自己紹介の際に、やたらと「オタクです」宣言をしている僕なので、よく人から、そういう分野についての質問をされます。
              で、その質問相手が、ある程度オタクに興味のある人なら、話も通じやすいのですが、全くオタクを理解してない人から「あれはどういうことなの?」と聞かれることもあったりします。
              その際に、僕個人としては、全く知らない人に1から知識を伝えるというのは、割りと好きなので苦でもなんでもないのですが、やはり分かりやすく伝えられなかったり、全容を伝え切れなかったりしているんだろうなぁと、漠然と自分の伝達力の少なさに悲しくなったりします。

              で、その伝達力の少なさをなんとかして補いたいなぁ、とか思っている矢先に、本屋で見つけたのがこの本でした。
              まぁ、基本的に僕という人間は、こういったサブカルというか、オタク関連の話題本を本屋で探しているので、タイミングについてはどの道いつかは見つけられたと思うのですが。

              それはともかく、この本は、よくあるオタクの用語を解説した本とは、少し違います。
              僕が思うに、数あるオタク用語を解説した本というのは、オタクの人向けに書かれたものであり、総じて分かりにくい気がします。
              要するに、「オタクの人が確認などなどのために用いる本」ばかりなのです。
              ですが、まずこの本は、ジャンルを、ネット、アニメ、ゲーム、アイドル、オカルト、宝塚、鉄道の7つに分けて、冒頭に全く知らない人でも分かるように、ジャンルごとの解説がついていたりします。

              僕が鉄道と宝塚について、この本で学んだように、全然知らない人が、1から知るのに、使えるような気がします。
              とはいえ、もちろん深くそれぞれのジャンルについて知りたいなら、載っている単語について、独自に深く調べてみる必要はあると思いますが・・・
              でも、基本的な用語については、それなりに解説されてる辺り、知らない人には有用だと思われますので、買うのはどうかと思いますが(とか言いながら僕は買ったんですが)立ち読みやチラ見程度で、これから未知のオタク領域に踏み込む人にはちょうどいい本なのではないかなと思います。

              ちなみに、結構オタク知識あるよ、という人でも、改めて読んでみると新しい認識を得られる言葉も多々あるような気がします。
              まぁ、これは数ある用語辞典でも同じなのかもしれませんが、それにしてもアストラル体とかジョン・タイターはまだしも、アガスティアの葉とかカバラとかアセンションとか、よく入れたなぁと思ってしまうほど濃い用語のような気がするんですが・・・どうなんでしょうねぇその辺・・・って、全部オカルトで語ってしまいましたが。

              とにかく、買うほどまではいかなくても、オタクでない人にオタクの中身を話すきっかけには、かなりちょうどいい本だと思います。
              | うたまん | ビジネス書 | 13:00 | comments(0) | - | - | - |
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