2006.07.08 Saturday
ゲームな迷言4
『ああぁぁぁ!写真屋だ!』
ゲームに限った話ではない、人間は、過去を懐かしむことのできる生物である。
そして、その行動は、ゲームの話するゲーマーにとって、かけがえのない瞬間でもある。
あのゲームが面白かった。あのゲームはクソだった。そんな単純な評価の話から、
あのキャラが好きだった、あのボスが強かった、あのイベントが良かった。
そんな、中身の詳しい話まで、ゲーマーの懐かしい話は、留まることを知らず
ストーリー、キャラクター、グラフィック、果ては音楽の話にまで続いていく。
その日、彼らは、待望のマザー3をクリアし終わり、それぞれの感想を言い合っていた。
彼らに共通する感想、それは「確かに面白い、しかし、マザー2は超えていない」
そう、それが良いことか悪いことかも分からないが、彼らにとって、マザーは2であり、ギーグの逆襲であり
2こそが、マザーであり、これからも、そうあり続けるのだろう。
その結論が出てしまった後、彼らの話題は、専らマザー3から、2へと変わっていった。
ポーキー、タコ消しマシン、どせいさん、ヒーラー、ツーソン、トンズラブラザーズ・・・
マザー2をやらなければ分からないが、やれば必ず分かる、様々な語句が飛び交い
思い出話は尽きることなく、続いていく。
しかし、長々と続いた話のネタもいい加減尽き始め、彼を含めた4人とも、次の言葉を失くしかけていた。
4人全員が、そろそろ別の話題でも・・・と考えていたとき
彼だけが、頭の隅に、何かが引っかかっている違和感に駆られた。
誰もが味わったことのあるこの感覚。
しかし、ゲーマーのゲームに対するこの感覚は、筆舌し難いほど、嫌なものである。
少しして、彼ではない4人の中の一人が、話題を変えようと、口を開きかけた。
「そういえばー」
その瞬間、立ち上がる彼。
『ああぁぁぁ!写真屋だ!』
「思い出した!写真屋だ!忘れてた!忘れちゃいかんのに!」
そう、マザー2に登場する写真屋。ストーリー上深い意味はないが、それでも重要なキャラクターである。
頭の隅に引っかかった何かを思い出した彼の、突然の叫びに呼応するかのように
終わりかけた思い出話が、再び開始されたのは、言うまでもない。
うーん、グッジョブ
ゲームに限った話ではない、人間は、過去を懐かしむことのできる生物である。
そして、その行動は、ゲームの話するゲーマーにとって、かけがえのない瞬間でもある。
あのゲームが面白かった。あのゲームはクソだった。そんな単純な評価の話から、
あのキャラが好きだった、あのボスが強かった、あのイベントが良かった。
そんな、中身の詳しい話まで、ゲーマーの懐かしい話は、留まることを知らず
ストーリー、キャラクター、グラフィック、果ては音楽の話にまで続いていく。
その日、彼らは、待望のマザー3をクリアし終わり、それぞれの感想を言い合っていた。
彼らに共通する感想、それは「確かに面白い、しかし、マザー2は超えていない」
そう、それが良いことか悪いことかも分からないが、彼らにとって、マザーは2であり、ギーグの逆襲であり
2こそが、マザーであり、これからも、そうあり続けるのだろう。
その結論が出てしまった後、彼らの話題は、専らマザー3から、2へと変わっていった。
ポーキー、タコ消しマシン、どせいさん、ヒーラー、ツーソン、トンズラブラザーズ・・・
マザー2をやらなければ分からないが、やれば必ず分かる、様々な語句が飛び交い
思い出話は尽きることなく、続いていく。
しかし、長々と続いた話のネタもいい加減尽き始め、彼を含めた4人とも、次の言葉を失くしかけていた。
4人全員が、そろそろ別の話題でも・・・と考えていたとき
彼だけが、頭の隅に、何かが引っかかっている違和感に駆られた。
誰もが味わったことのあるこの感覚。
しかし、ゲーマーのゲームに対するこの感覚は、筆舌し難いほど、嫌なものである。
少しして、彼ではない4人の中の一人が、話題を変えようと、口を開きかけた。
「そういえばー」
その瞬間、立ち上がる彼。
『ああぁぁぁ!写真屋だ!』
「思い出した!写真屋だ!忘れてた!忘れちゃいかんのに!」
そう、マザー2に登場する写真屋。ストーリー上深い意味はないが、それでも重要なキャラクターである。
頭の隅に引っかかった何かを思い出した彼の、突然の叫びに呼応するかのように
終わりかけた思い出話が、再び開始されたのは、言うまでもない。
うーん、グッジョブ