ゲームに全力って、だめですか?

通称「ゲムだめ」です。
ゲーム、特に最近気になりだしたゲームデザインについて、
色々語るつもりなんですが、それだけじゃなくて日々の色々を書きそうです、多分。
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    龍が如く2
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      龍が如く2


      「リアルの意味を変えた」前作、龍が如くが
      どれだけ、エンターテイメントの面白さを内包した素晴らしいゲームだったか、という話は
      その前作のレビューにて、僕のレビュー史上最も長い文章で、しつこいほどに綴ったつもりなので
      その部分は割愛しておく
      強いて言うなら、今作、龍が如く2も、前作に続く素晴らしい出来であり
      ゲームとしての面白さと、エンターテイメントとしての面白さを、巧く両立している
      完成度の高いゲームだ、ということを書いておく

      そのうえで、このレビューでは、前作と今作を比較し、龍が如く2を評価したいと思う


      前作から1年。東城会の存亡の危機に呼応するように、神室町に桐生が帰ってくる
      時を同じくして、神室町の中心、ミレニアムタワーで起こる、爆破事件
      また関西では、極道組織、近江連合の郷流会が、東城会の壊滅を目論見、関東へ進出を計ろうとしていた

      前作でも、東城会の跡目争いのため、様々な人物たちの群像劇が描かれていたが
      今作も、それに劣ることなく、中身の濃いドラマが展開されていく
      爆破事件に見え隠れする、海外組織
      関東進出を目論む、関西の近江連合
      そして、26年前に神室町で起きたという、ある事件の真相
      これらに関わる人々が織り成すドラマは、ゲームとしてはオーバークオリティなのではないか
      とも思わせるほど、濃密で物凄く引き付けられる出来だ

      また、前作に引き続き、一人一人のキャラクターたちが素晴らしい
      序盤から中盤にかけては、なんとなく、敵キャラクターたちに
      前作ほどの魅力を感じなかったのが、正直なところなのだが
      ストーリーが盛り上がっていく後半、どのキャラクターもこれでもか!というほど活き活きして
      ただのキャラクターなのではなく、それぞれに過去があり、それぞれが望む未来があり
      一人の人間として、色濃く描かれている

      また、特筆しておきたいのが、今作は前作に比べて女性キャラが魅力的に描かれているように思う
      ヒロインである、ヤクザ狩りの刑事、狭山薫はもちろんのこと
      堂島組長の妻である堂島弥生や、前作のヒロイン遥さえも、かなりカッコ良く描かれている
      こうした、一人一人のキャラクターたちが紡ぎだす、
      素晴らしい物語をぜひとも、堪能してもらいたい


      そして忘れてはいけない、ゲームとしてのリアルさの部分について
      今作は舞台を関西まで広げ、関西の街も練り歩くことができるようになっている
      単純に、神室町以外の街も歩けるようになり、ボリュームアップということもあるのだが
      神室町とは違う、関西の街を歩けるようにしたことで
      プレイヤーを飽きさせることなく、サブストーリーも楽しめるようになっている
      また、関東とは少し違った雰囲気の、関西の街を表現することに、かなり時間をかけている
      ただ関西弁の文字を表示させるだけではなく
      たこ焼き屋の屋台、通天閣、道頓堀(作中では蒼天掘)、かに道楽などなどが存在し
      かなりリアルな関西の街を練り歩けるようになっている

      そして、その関西と関東、両方の街で繰り広げられる、様々なサブストーリーも見逃せない
      前作同様、メインもサブも両方が作りこまれていて
      メインのストーリーの先が気になるけれど、サブの方も気になって
      結局、止め時が分からない、という傑作ゲーム特有の状態が味わえたのは、かなり久々だった

      特に、売りにもなっているキャバクラは、同伴やアフターが追加されて、よりいっそうリアルになり
      ミニゲームにも、バッティングセンターの他、将棋、麻雀、ボウリングなどが追加され
      ただそれをやるためだけに、ゲームを起動させてしまうくらいだ

      ただ、他に売りにしている、キャバクラ経営と、ホスト体験のサブストーリーに関しては
      ちょっと粗の方が目立ってしまった気もする
      特にホストに関しては、なんというか総当りというか、繰り返しプレイして
      的確な選択肢を見つける、作業と化してしまっているような気がする
      まぁ、サブにそこまで濃いものを、求めるのもナンな気はするのだけれど


      そしてもう一つ、このゲームを語る上で、もう一つ重要なのが
      それぞれのキャラクターの声を演じている、声優の人々であろう
      正直、この「中の人」について語るのは、なかなか抵抗があるというか
      僕自身、演技が巧ければ声優なんてどうでもいい、と思っているのだけれど
      この龍が如くは、声優ではなく、普段俳優業をしている、言わば声の仕事ではプロではない人を
      声優として用いて、初めて成功したゲームではないかと思う

      大抵、芸能人という、普段声優の仕事をしていない人を
      ゲームの購買層を広げるために使うと、失敗する、というイメージがあるのだけれど
      この龍が如くは、前作からもそうだが、そのイメージを覆すことに成功したように思う

      おそらく、デフォルメされた、アニメ的なグラフィックではなく、リアルなCGを使っているため
      役者の演技が、ピッタリキャラクターに当てはまるのではないかと思う
      風間新太郎といい、サイの花屋といい、今ではこの声以外考えられないほど
      素晴らしくキャラにあった演技をしているので、この点も特筆すべきだろう


      相変わらず、ローディングは長い
      しかも、ミニゲームであるはずの将棋が、メインのストーリーに組み込まれているなど
      人によっては、やり辛いと感じる場面もあるかもしれない
      しかし、前作から続いて、大人なドラマと
      ゲームとしてのリアルさを追求し、見事にそれを成立させた素晴らしいゲームとして
      力強くオススメしたい
      91点

      関連レビュー
      龍が如く

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