ゲームに全力って、だめですか?

通称「ゲムだめ」です。
ゲーム、特に最近気になりだしたゲームデザインについて、
色々語るつもりなんですが、それだけじゃなくて日々の色々を書きそうです、多分。
ゲームな迷言13
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    『着地キャンセルを、知らないからだよ』

    当時、いや、一部の人々にとっては今も、パーティゲームと言って、最初にプレイするのは
    スマブラDXではなく、初代、ニンテンドーオールスター大乱闘スマッシュブラザーズである
    ということは、過去の『お前が死ねばそれでいい』のときにも語ったことである

    今回の話の時点でも、既にスマブラDXは発売されていたわけだが
    彼らはまた、スマブラをプレイしていた
    というのも、その時たまたま開かれた高校の文化祭
    たまたま開かれた、スマブラ大会なるものに、彼らが参加していたからである

    大会、と言っても、名簿に書かれた順に、プレイをしていき
    負けた者は次の者と交代し、何回勝ち抜けたかを競う、ただそれだけのものだったのだが
    会場となっていた、3年生のとあるクラスは、かなりの盛り上がりを見せていた

    そんな中、彼が、友人と共に、最初の対戦を始める
    使用キャラは、両者共にカービィ。そして相手は、ネスカービィ
    やけに丸い物体が多い、などと思いつつも、戦いは始まる
    ルールはチーム戦。ストック制で、ストックは。ステージはハイラル城

    彼はそもそも、それなりにスマブラの腕に自信があったので、最初は様子見を決め込んでいた
    しかし、その僅かな間、友人のカービィが袋叩きに合い、ストックを減らしていく
    見ると、対戦相手もそこそこの腕前。これはマズイ・・・
    そう思い、慌てて友人の助太刀
    しかし、タイミング悪くこのステージの竜巻の弊害に合い、彼のカービィは孤立
    一方で、友人のカービィは相変わらず袋叩きに合い、またもストックを減らされていた
    その後、なんとか善戦し、相手のストックをネス1、カービィ2まで減らすものの
    友人のカービィはストックを使い切り、彼のカービィもまた、ストックを2まで減らされていた
    しかも、現時点で%は100を超えている。劣勢。それこそ、人によってはこの時点で諦めるかもしれない

    けれども、彼は諦めなかった。特に勝算があったわけでもないが
    長年スマブラをプレイしてきた、一人のゲーマーとしてのプライド
    彼の闘争本能に、火を付けたのだった

    そして、三桁を超えるダメージを抱えたカービィは
    その現状に構うことなく、その場にいたネスにドリルキックとカービィテイルのコンボを見舞う
    元々のダメージもあって、アッという間にネスも三桁のダメージを抱えるが
    復活してきた敵のカービィ二人の攻撃に合い、あえなくお星様に

    現時点で、彼のカービィのストックは最後
    敵はダメージ3桁のネスが1ダメージなしのカービィが2・・・
    当然彼は一先ず、ネスを狙う。復帰直後の無敵時間を使い、早々にネスを撃破
    残り、ストック1とストック2のカービィ同士の対決
    単純に見れば、倍の差がついている。周りのギャラリーたちも、流石にこれまでかと思った

    しかし彼は諦めず、最後のストックであることに構う素振りも見せず、敵カービィに飛び込んでいく
    カービィの定番技、ドリルキック。しかしそれは巧く避けられ、相手はスマッシュ攻撃を叩き込む
    それに反応し、彼のカービィは、ドリルキックの隙を着地キャンセルで失くすと
    スマッシュ攻撃で隙が出来た相手に、とりあえず投げ技を決める
    「なんで!?」
    相手プレイヤーが叫んだ。以降も、同じような攻撃のやり取りが交わされる度
    相手プレイヤーは悔しがる
    「なんで避けられるんだよ!」
    そこで彼は気づき、思わず、それでも小さく、呟いた

    『着地キャンセルを、知らないからだよ』

    それは最早、相手の質問の答えにはなっていなかったが
    彼が、そしてギャラリーが、相手プレイヤーさえもが、どちらのカービィが勝つか
    はっきりと理解してしまった瞬間であった
    そして彼のカービィは、案の定倍の戦力差を物ともせず、見事に勝利した

    後日彼は、己の行動の、あまりのオタ臭さに、赤面したという

    うーん、グッジョブ


    | うたまん | - | 11:15 | comments(0) | - | - | - |
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