ゲームに全力って、だめですか?

通称「ゲムだめ」です。
ゲーム、特に最近気になりだしたゲームデザインについて、
色々語るつもりなんですが、それだけじゃなくて日々の色々を書きそうです、多分。
ガンパレードオーケストラ
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    ガンパーレドオーケストラ


    発売から既に1年以上経過しているわけで、今更感がぬぐえないレビューなわけですが、まぁこのブログにとってはそれはいつものことなので、置いとくとしても・・・
    前作ガンパレードマーチから6年、くらいだったか。
    当時の最高の自由度とAI、そして濃厚な世界観によって、宣伝費ほぼゼロという、ゲームを売る気があるのか分からない状況で、それでもネットの口コミと、自社ページの掲示板による様々なアフターケアによって、様々な賞を受賞し、売り上げと、確固たる地位を築いた「ガンパレ」
    その続編が、ついに発売されると聞き、当時少し出遅れながらもやっぱり夢中になってプレイした僕としては、そのゲームの続編には、ある種特別な期待を抱かざるを得なかった。

    そしてその結果、プレイ当初の僕は違和感に苛まれた。
    ガンパレがこんなに面白くないはずはないと。
    そういうわけで、しばらくの間、シリーズを通してプレイしてきた、この三部作、ガンパレードオーケストラなのだけれど、誤解されることを覚悟の上で、あえて言いたい。
    このゲームはつまらない。
    残念ながら、初代ガンパレの足元に及ばないくらいに。

    そもそも、三部作を通して発売日に購入した僕としては、白の章、緑の章、青の章と、それぞれのレビューを書くつもりだったのだけれど、プレイしてみて、そのあまりの違いの無さに驚いた。
    製作者サイドでは、かなり違いを強調しているし、実際細かいところに目をやると、戦闘シーンでの武器や、戦況、出現する敵などなど、数多くの変更点があるのだが、プレイして思った。
    この三部作は、キャラと舞台を変えただけの、使いまわしなのだと。
    しかし、僕は別に使いまわしでも構わないと思っている部分もある。
    シリーズものなら、過去のシリーズに使われた何かを使いまわすことで、シリーズを通してプレイするファンを喜ばせることができるからだ。
    実際に、このガンパレでも、前作マーチに登場したキャラクターが出てくるし、他のシリーズでも再登場するキャラクターは多くいる。
    逆転裁判は、そのいい例だろう。
    だから僕は、使いまわしが悪いとは思わない。
    しかし、その使いまわしによって、飽きる速度があまりにも早いのを、製作者側は想定できなかったのだろうか。

    そもそもこのゲームは、幻獣という化け物が世界中に現れ、それらとの戦争を余儀なくされた日本が舞台である。
    プレイヤーたちは、この幻獣と戦うために集められた学兵であり、普段は学校で勉強したり訓練に励んだり、自由に遊んだりしつつ、敵が出現すると、召集され戦場に出撃しなければならない。
    このため、基本的に呼ばれない限り戦闘は不可能。
    周りは敵だらけの状況で孤立してしまった危機的状況の緑の章を除いて、戦闘は比較的楽に、そして数少なに発生していく。
    すると、当然のようにそれ以外の、自由時間が増える。
    自由時間といっても、学校に行ったり訓練したりとやることは無数にあるので、何をしたらいいかと迷うことはあまりない。
    他にしたいことがあるなら、学校をサボることだって可能なくらい、自由度には溢れているし。
    しかし、それでもやはり飽きが早い。
    淡々と訓練、あるいは仕事をしていくだけになってしまい、他キャラクターとの交流も、普通にしているだけでは特に何も起こらず・・・
    確かに、プレイの方法が悪いのかもしれない。
    他のキャラクターに積極的に話しかけ、イベントを起こしていくのが、このゲームの正しいプレイ方法なのかもしれない。
    しかし、前作のガンパレでは、何もしなくても生き生きとしたキャラクターが話を振ってきて、面白いイベントが起こっていった。
    この違いは一体何なのだろう。
    何故あんなに、ガンパレードマーチは面白かったんだろう。

    様々な可能性が考えられると思う。
    AIの登場という、最初の驚きがあまりにも強烈だったとか、僕は特にそうなのだが、前作の戦闘システムの方が面白かったとか、魅力的なキャラクターが少ないとか。
    しかし、一番の原因は、ストーリーの薄さにあると思う。

    前作、ガンパレードマーチのストーリーは、秀逸だった。
    九州に幻獣が攻め込み始め、それに対抗し、学兵は投入され、日々幻獣との戦いを余儀なくされた主人公。
    その主人公が、人類勝利のため、世界で数えるほどしか存在しない、幻獣を300体以上殺した者に与えられる、絢爛舞踏という称号を手に入れる。
    その過程で、散りばめられた世界の謎が解き明かされていく、驚きと快感に満ちたストーリーだった。
    もちろん、それに添う必要はなく、自由なプレイが可能なのだが、おそらく多くのプレイヤーは最高ランクのエンディングのため、このストーリーを綴っただろうと思う。
    それほど、秀逸なストーリーだった。

    対して、この三部作のストーリーはどれも薄い。
    具体的に言うと、おそらく薄いのではないのだが、アニメによって補完されていたり、あるいはストーリーに絡むキャラクターのイベントが少なく、というよりは出現しにくくなっているのだろうか。
    全く本編のストーリーに関係のない、そのキャラクターそれぞれのストーリーだけがちょっとだけ進んだだけで、一周目がいつの間にかに終了、ということがあったりする。
    また、そのストーリーと各キャラクターの関連の薄さと共に、リアクションの薄さも挙げられる。
    同じ小隊の仲間が死んでも、特に何も返してこない他キャラクター。
    ガンパレードマーチでは、そのリアクション一つ一つに、胸が痛んだり、共感できたのだけれど、今作ではそれがほとんどない。

    とにかく、このオーケストラに、ガンパレを期待してはいけない、と思う。
    確かに、戦闘システムの好き嫌いは大きな要因だし、この戦闘システムだって、面白く出来ているとは思う。
    普通のゲームでは考慮しない、故障や弾薬の要素などもシステムに絡めているし、何より戦略的な要素とアクション性を両立しているのは凄い。
    しかし、ゲームとしては面白くない、戦闘も、その他の部分も。

    三部作通しての点数を付けるのは、正直言って微妙な気もするのだけれど、それぞれに大した差異が見られないうえ、それぞれに対する文章を書く気もない。
    できることなら、ガンパレードマーチのような、本当に面白いゲームが出ることを願いたいと思う。
    52点

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