ゲームに全力って、だめですか?

通称「ゲムだめ」です。
ゲーム、特に最近気になりだしたゲームデザインについて、
色々語るつもりなんですが、それだけじゃなくて日々の色々を書きそうです、多分。
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    ソウルクレイドル 世界を喰らう者
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      ソウルクレイドル

      世界を喰らうもの



      SRPGと言えば、というほどに、僕はこのゲームを作った日本一ソフトウェアのSRPGを高く評価していた。
      ディスガイアは世間的にもかなり有名な、やり込み系SRPGだし、後に出たファントムブレイブも、マス目なしのSRPGという斬新なシステムで、かなり楽しめたからだ。

      そして今回、様々な分野で新しい試みに取り組んだ、このソウルクレイドル。
      残念ながら、面白くない。クソゲーと言うほどでは全然ないにしても、しかし面白いとは言えない。本当に、普通のゲーム、と言えてしまう。
      その理由を、僕はもしかしたら、ストーリーにあるのではないかと考える。

      システム的には、本当にかなり斬新な取り組みだ。
      「部屋」という概念で、各キャラクターが舞台分けされ、戦闘はその部屋単位で行うことになる。
      敵味方共に、部屋のリーダーのHPがゼロになった時点で、その部隊は消えてしまう。
      なので、そのリーダーを守るために、部屋という概念で別れた部隊の編成に悩むことになる。
      そもそも部屋にもそれぞれ特徴があり、特殊能力を部屋事態が携えているため、部屋を選ぶところから戦略を練らなければならない。さらに、その部屋にどのキャラクターを入れるか、さらには同じ「魔法使い」というキャラでも、前、中、後ろの3つの場所によって、そのキャラの行動が変わってくるために、この部屋を考えるところで相当悩むことになる。
      また、リーダーに選んだキャラや、部隊に入れたキャラなどの条件によって、戦闘で必殺技が使えるようになるため、リーダーを選ぶ際にも、かなり悩む。

      しかし、ゲームとして面白く、しかも考える必要があるのは、全編通して、この瞬間だけなのだ。
      一度戦闘が開始してしまえば、その悩んだ戦略の結果を、あとはオート戦闘でほとんど「見るだけ」なのである。もちろん必殺技を出すか否か、どの敵にどの部屋をぶつけるかという選択はしなければならないが、ほとんどがオートの戦闘で進んでいく。SRPGとして、これほど戦闘時に頭を使わないSRPGが他にあるだろうか?というぐらいのプレイ感覚。
      まぁでも、部屋の編成で悩むのはなかなかに楽しいし、これだけサクサク進むというのに特化した戦闘も、それほど悪いものではない。ゲームシステム的に、まだまだ改良の余地があるだろうけれど、これはこれでありかなぁとは思えた。

      問題はやはり、ストーリーの方だと思う。
      「SRPGを破壊する」というセンセーショナルなキャッチコピーは、一体ゲームのどこを表しているのだろうか。ゲームシステムでは確かに斬新だったが、根幹の戦闘方法は普通のSRPGであり、従来のSRPGを破壊したとは到底思えない。なのでシナリオの方にこのキャッチコピーの答えを求めたのだけれど、特にそれを表している場面も存在しないうえ、SRPGの定番を突き崩すような内容にもなっていなかった。
      そもそも、ストーリーがギャグなのかシリアスなのか、よく分からない場面が多く、ギャグシーンにしても、笑えない薄ら寒いギャグばかりであり、シリアスでも、バカキャラの発言によって真剣さが打ち消されしまう。さらに主人公も、世界の命運がかかった場面でテキトーなノリだったり、行動や発言に一貫性を持っていないキャラも多く、どうにもシナリオに夢中になれない。全体的にキャラクターのノリの悪さが目立ち、それがシナリオにも悪影響を及ぼしていると思う。とにかく簡単に言えば、つまらない。全く先が気にならないシナリオなのである。

      SRPGにおいては、ディスガイアなどの例もあって、シナリオは二の次にしても問題ないと、僕も思えていたのだけれど、実際シナリオの質が低いSRPGをプレイすると痛感するのだが、プレイする気にならないのである。
      考えてみれば、かなり頭を使い、面倒なことも多いSRPGにおいて、シナリオという「気にかかる次」の存在がなければ、プレイのモチベーションも持たない気がする。ディスガイアではたまたまそれが、質の高いギャグであり、ファントムブレイブでは、ちょっと度の過ぎた主人公の不幸さ、であったのだろう。
      そう考えれば、シナリオの質の低さがどうにも目立ってしまう、このソウルクレイドルが、SRPGとして面白くなれないのは、最早必然と言ってもいいのではないか。

      一応、キャッチコピーを表すものとして、ギグコマンドなる破天荒なシステムもあるのだが、効果が分からないものが多かったり、街の人との戦闘に結びつくばかりで、慣れてしまえば面白さを感じれないシステムである。
      開始早々からラスボスの戦闘が始まったり、ある人物の強力な力を借りて、一時的ながらも、いきなり1000レベルアップ、などという破天荒な演出には、それなりに引きつけられたものの、やはり全体のシナリオが面白くない以上、その一瞬の面白さに、魅力は感じられない。


      全体としてみれば、非常に惜しい作品であると思う。
      なにせ、世界観に関しては、かなり細かいところまで設定してあるようなので、シナリオライターを変えて、編成システムをより楽しくなるように考え、ギグコマンドの活躍の場や、無茶な演出をもっと増やせば、きっと面白くなれる、そういう輝ける要素をたくさんもったゲームだと思う。
      残念ながら、そのどれもが、全く輝いていないのだけれども

      40点

      関連レビュー
      魔界戦記ディスガイア
      ファントムブレイブ

      | うたまん | - | 21:32 | comments(2) | - | - | - |
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        はじめまして。
        裏ルートってプレイされました?
        主人公が仲間や世界を破壊しまくるシナリオはなかなか珍しかったので
        いい意味で壊れているゲームな印象でした。
        人によっては好みが分かれると思いますが。

        ゲームのパッケージイラスト、よく見ると倒れているのは仲間キャラですよね。
        まさに裏ルートな雰囲気で。
        | とり | 2008/05/20 11:57 PM |
        どうも初めまして、コメントありがとうございます!

        そういやぁ、裏ルートは全くプレイしてませんねぇ
        言われるまで、存在も忘れてました^^:
        面白いんですかねぇ?
        | うたまん | 2008/05/21 12:56 PM |









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