ゲームに全力って、だめですか?

通称「ゲムだめ」です。
ゲーム、特に最近気になりだしたゲームデザインについて、
色々語るつもりなんですが、それだけじゃなくて日々の色々を書きそうです、多分。
ペルソナ4
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    ペルソナ4


    前作、ペルソナ3に思いっきりハマらせてもらい、プレイ時間100時間を超えてのクリアにも飽き足らず、ほんの少しとはいえ、二週目のプレイにまで至った僕としては、当然のようにこの続編に期待して、発売日に購入した。
    そして前作と同じように、ドハマリし、バッドエンド、通常エンド、トゥルーエンドと3種類のエンディングを見た。

    正直なところ、このエンディングの分岐が難点に思えてしまった。
    というのも、ある連続した選択肢で、4つの選択肢から適切な一つを選び続けなければ、バッドエンドに至ってしまうという部分があるのだけれど、シナリオのあの状況や選択肢の量を考えると、前情報なしのプレイでバッドエンドを回避するというのは、相当に難しいのではないかと思う。
    という僕も、案の定バッドエンドを選んでしまい、そのせいでそれまでの数時間のプレイをやり直して、通常のエンディングの選択肢に至った。
    まぁ、僕個人のセーブを小まめにしないプレイに問題があると言われればそれまでなのだけれど、選択の難易度とその状況に憤りを感じてしまったことは否めない。
    また、同じようにトゥルーエンドの発見にも、手間暇をかけさせられたのは、エンディングの内容を見た今では、どうかと思えてしまう。
    なにせ、トゥルーエンドを見た後では、通常エンドはその名の通り、ただの普通のエンディングと化してしまう、それくらい、このゲームをプレイしたのなら、ぜひ本当のエンディングを見て欲しいと思える内容だからだ。それなのに、そのエンディングへのルートを発見するのには、やはり少なからず事前情報が必要になっているのは、一体どういう考えからなのだろうか?

    とまぁ、エンディングに関連した部分で、少なからず問題点があるとは思えたものの、しかしそれ以外の点では、本当に面白いゲームだった。
    システムの面では、前作のペルソナ3からそれほど変化がないので、詳しくはそちらのレビューを見てもらいたいのだけれど、前作の細かな問題点を修正したコミュシステムや、全体攻撃さえも弱点を突いた場合にはもう一度行動できる凶悪化したワンモアプレスシステムなど、細かなところで新しくなっており、よりいっそうテンポの良いプレイが楽しめた。
    そして、この部分も前作から変わらずと言った感じなのだが、一貫したスタイリッシュなゲームとなっていて、音楽、オープニング、ゲームのメニュー画面までも、一見するとあまりにゲームらしからぬデザインとなっている。
    正直なところ、プレイの最初の頃は、あまりの明るさに目がチカチカするような印象を受けたものの、まぁ慣れてしまえば特に問題はなく、やっぱりこういうのもカッコいいよなぁ、と思えてしまった。

    そして語るのに外せないのは、前作との最大の違いと言っても過言ではないだろう、シナリオ、ストーリーの部分であろう。
    前作では、1日と1日の間に存在する一部の人にしか認識できない影時間が問題となっていたのだが、今作では舞台となった田舎町で起こった、連続殺人事件を軸に、物語が進んでいく。

    先に挙げた、エンディングの分岐に起こる選択肢にも通ずるところなのだが、その連続殺人事件を仲間と一緒に結構本気で推理していかなければらない、というのはなかなか面白かった。
    もちろん、「ミステリー」と言えるほどに、面白い仕掛けがあるとは思えないし、「マヨナカテレビ」という一種怪談のようなものが関わっている、不可思議な事件なので、警察や普通の人が信じてくれないようなことを推理していくわけなのだけれど、ストーリーに引き込まれ、登場キャラクターである仲間たちと一緒に色々と考えてしまうくらいには、夢中になれたと思う。

    また、今回のコミュニティというのが、このシナリオの部分に結構密接に絡んでいて、前作ではパーティキャラには女性キャラにしか、コミュニティがなかったものが、全てのパーティキャラそれぞれに、コミュニティが存在し、それぞれのキャラクターによるショートストーリーが展開している。
    その他、パーティキャラ以外にも、殺人事件の被害者の弟がコミュニティを持っていたり、田舎町だけあって、それぞれのキャラクターが主人公のかなり近い位置に存在している。
    このかなり近い位置に存在していてくれているお陰で、前作のようなプレイによっては全く無関係な、他人の話、というのを聞くのではなく、自分の仲間や友人、知り合いの話を聞いている感覚になれるのは、共感できて良かったと思う。
    そして、相変わらずこのショートストーリーのキャラ立ちの良さは素晴らしく、パーティキャラかどうかを問わず、それぞれのキャラクターの見る目が変わるほど。
    いやホントに、悩める高校生ってのはいいなぁ、青春っていいなぁ、とそれほど歳も変わらないのに、思えてしまった。


    基本的な部分では、それほど変化はないので、前作にハマったという人は例外なくハマれるだろうと思える反面、前作で不満を感じた人にとっては、確実に同じような不満を感じてしまい、裾野を広げるに至っていないのが、残念と言えば残念かもしれない。
    とはいえ、こういった日常の中に非日常が入り混じる、ジュブナイルというジャンルの代表作と言っていいくらいに、完成度の高い作品を連続して出せるのは、素晴らしいと思う。
    前作との繋がりは、ほとんどなく、それぞれが独立したストーリーになっているが、微妙なところで繋がりがあり、前作プレイ済みだと嬉しくなったりもするので、ぜひプレイする人には、前作からオススメしたいところ。

    また、こんな議論に意味があるのか分からないが、今作ペルソナ4は、前作を超えた、とまでは思えない。
    もちろん、それぞれがシナリオ的には全く別のベクトルのものであるのだから、超えるも何も、比べることができないもの、というのもあるのだけれど。
    安定した面白さを提供できた反面、今作はどうしても新しい面白さに欠けてしまったという点は否めないことも、追記しておく。

    とはいえ、やはり面白いもんは面白い。
    声優も豪華で、キャラ立ちも学生生活も、そして戦闘システムも素晴らしいので、ぜひ高校生に戻ってみたい人に絶賛したい作品だと思う。
    97点

    関連レビュー ペルソナ3

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