ゲームに全力って、だめですか?

通称「ゲムだめ」です。
ゲーム、特に最近気になりだしたゲームデザインについて、
色々語るつもりなんですが、それだけじゃなくて日々の色々を書きそうです、多分。
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    Wii Music
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      Wii Music


      インターネットの世界に身を置いて、というかホームページを作り始めて、そろそろ10年ほど経とうかという僕は、元々文章を書くことが好きで、だからこそページやブログを、更新頻度はともかくとして、続けられたのだろうと思う。
      きっかけは、親が僕に幼稚園の頃から通わせた、硬筆教室だろう。
      幼稚園の頃から通っている硬筆教室に、僕は6年ほど通い続けて、硬筆5段になるまで通ったのだが、いっこうに普段の字が上手くならず、結局小学校を卒業する前に、辞めてしまった。
      しかし、そこでお手本として、毎回教科書に出ていた文章に、僕はわりと興味を持ち、字を綺麗に書くことではなく、文章を書くということに楽しさを覚えた。
      それから僕は国語の授業の作文が得意(といってもその文章が面白いとか上手いとかは別として)になり、それが今のページ作りに繋がっているのではないかと思う。

      Wii Musicのレビューに、唐突にこんな話を持ち出すのは、既存の音ゲーと呼ばれるゲームと、Wii Musicとでは、今挙げた「字を綺麗に書く」と「文章を書く」ぐらいの差があるのではないか、と考えたからだ。
      50曲ほどの音楽から、自分の好きな曲を選び、そこからさらに70種類ほどの楽器から自分の好きなものを選び、そして自分のやりたいパートを6つの中から選び、演奏する。
      この時、今までの音ゲー、つまりギターフリークスや太鼓の達人のように、あるタイミングに合わせて、演奏するという必要は全くない。
      なにせ、その今までの音ゲーにあるような、「このタイミングで叩いてください」という表示は、デフォルトでは存在しないのだ。
      一応、楽譜表示をすることもできるのだが、そういうことは一切考えず、ただ流れてくる他のパートの音に合わせて、楽器を演奏するだけでいい。
      その後、その演奏をクリップとして残すかどうかを問われ、残す場合はジャケットを作り、クリップとして残した音楽は、映像を共にいつでも聞くことができる。

      簡単に言えば、Wii Musicとは今説明した通りのゲームであり、これ以外のことは、一応ミニゲームという形で、指揮者になれたり、従来の音ゲーのようなプレイができたりもするのだが、楽しいとはいえ、おまけの域を出ていないと思う。

      つまり、従来の音ゲーとは本当に全く違う、自由に演奏するだけに特化した、というよりもそれしかできない、ゲームなのである。

      しかし、実際にプレイしてみると、おそらく多くの人は戸惑うと思う。
      なにせ、どうやったら自分の好きな演奏が、音楽が作れるのか、プレイ当初は全く分からないからだ。
      確かに自由に演奏はできるし、Wiiのコントローラーで、楽器を弾いている気分には、凄く簡単になれる。
      しかしそれでも、自分の演奏が綺麗だとか、演奏そのものが愉しいとは、なかなか感じられない。
      ただ自由に演奏するだけでは、無茶苦茶に楽器を弾いているのと変わらないからだ。

      そのために、ゲームではレッスンと称して、音楽初心者のための、そしてまだ始めたばかりのプレイヤーのために、どうやって音楽を演奏すればいいかという、コツのようなものを教えてくれる。
      このレッスンというのをプレイすることによって、画面の端に表示される、リズムを取るための音符の真意などに気付け、このゲームがどれだけ簡単に自由に楽しく演奏できるゲームなのかということを、知ることができる、のだが、正直言ってこのレッスンが面白くない。

      いや、何度もプレイしていると、楽しさに気づけるというか、一つの曲をパーカッションからメインまで、6つのパートごとに一つずつ演奏し、最後にその6つが一緒になって流れるというのは、凄く達成感もあるのだけれど、従来の音ゲーになれ過ぎてしまっている僕としては、先の例に倣えば字を綺麗に書くことばかりを意識してしまい、自由に文章を書くこと、つまり自由に演奏することを純粋楽しめないのである。

      さらに言うと、レッスンでは、「こういうふうに、こんなリズムで演奏するといいですよ」ということをオススメしてくれるが、自由に演奏をするとなると、その「オススメ」さえ存在しない。
      なので、本当にどういうリズムでどんなふうに演奏するかは、プレイヤー次第なのだ。
      自由度が高い、と言えばそうなのだが、この場合どうしたらいいのか分からない自由さなのである。
      もちろん、ゲームとしては、どうやったら楽しく演奏できるかというアドバイスは、かなり多く聞くことができるのだけれど、どうにも優しすぎるというか、「自由に演奏してくれ」ということを全面に押し出しすぎて、楽しめないのである。

      また、50曲ほどの音楽が収録され、それが好きなように演奏できるようになっているのだが、演奏したいような曲がないのも、かなり残念なところだ。
      確かに、世代を問わない、タイトルは知らなくても聞いたことのある曲ばかりなのだが、特に自由に演奏したいと思わない、いわゆる普通の曲ばかりで、すぐに飽きてしまう。
      せっかく任天堂なのだから、ゼルダとマリオのメインテーマだけでなく、カービィなりマザーなり、ドンドンゲームの曲を入れて欲しい、そしてそれこそ自由に演奏したいと思ったのは、僕だけなんだろうか。


      確かに、やっていることは凄いと思う。
      どの楽器を、どのように演奏しても、リズムさえ整っていれば、音を外さずに曲として演奏しているように聞こえる、というのは、創るのは大変だっただろうと思う。
      だからこそ、各所で言われているような、音楽のための教育ソフトになり得るのではないか、という仮説は僕も納得できる。
      しかし、これが楽しいかと問われると、どうしても肯くことができない。
      それはやはり、僕が音楽に関しては、それが綺麗であるということを求める人種であって、音楽を自由に演奏したいとは、思っていない人種だからではないかと思う。
      凄いけど、つまらない、残念だけど、そう思えてしまうゲームだ。
      59点


      | うたまん | - | 20:43 | comments(0) | - | - | - |
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