ゲームに全力って、だめですか?

通称「ゲムだめ」です。
ゲーム、特に最近気になりだしたゲームデザインについて、
色々語るつもりなんですが、それだけじゃなくて日々の色々を書きそうです、多分。
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    428 封鎖された渋谷で
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      24が特に好き、というわけではないが、僕は海外ドラマが好きだ。
      唐突にこんな話から始めるのは、この428というゲームが、海外ドラマの24に似ているからなのだけれど、話はそう単純ではない。

      24がどうしてあそこまでヒットし、一時期は海外の欧米ドラマの代名詞にもなっていたのか。
      それは、実時間と連動した本当の意味のリアルタイムな物語であり、ドキュメンタリーのようなカメラ手法、画面を複数に分割し、それぞれのキャラクターを見せる演出、などなど・・・とにかく、海外ドラマとしては異例の内容であり、しかもそれが一つ一つ手が込んでいたために、大ヒットとなった、と記憶している。

      428も、そういった点では共通している気がする。
      渋谷にいる複数の人間が主人公であり、物語はさすがにサウンドノベルでリアルタイムとはいかないが、タイムチャートが存在し、読み進めることで5分刻みにキャラクターの行動が映る。
      ゲームではあまり喜ばれない、実写を用い、時に撮影そのままの映像を織り交ぜながら、物語は進んでいく。
      こういったところが、24が海外ドラマの手法としては異例なことをやってのけたのと同様に、428もゲームとして異例なことをやってのけている、ということで似ている気がする。
      シナリオの内容も、群像劇、独特の疾走感、どんでん返しに、先を読ませないスリリングな展開などなど、共通している点が多いように思う。
      そういう意味では、ゲームをプレイしないドラマ好きにもオススメしたい。

      物語は、渋谷で起こった誘拐事件を追う若手刑事加納と、渋谷が地元の若者亜智の視点から始まる。
      チュートリアルのように、まずはこの二人を好きなようにプレイすることになるのだが、まずこの時点でシステムに驚く。

      主人公を選び、文章を読み進め、時々現れる選択肢を選ぶと、その選択によって他のキャラクターのストーリーにも影響を及ぼす、というものなのだが、もう一つ428の独特なシステムとして、KEEP OUTとJUMPが挙げられる。
      簡単に説明すると、シナリオを読み進めていくと、ある箇所に到達した時点で、突然「KEEP OUT」の文字が表示され、続きが読めなくなってしまうというシステム。
      これを解くには、他の主人公たちの物語を進めると出てくる「JUMPポイント」から、その名の通りJUMPして、KEEP OUTを超えるしかない。

      一見好きなように文章を読み進められない、邪魔なシステムに思えるかもしれないが、KEEP OUTが絡んでいるのは、シナリオ上、重大なネタバレを含んでいる場面ばかり。
      つまり、別の主人公で物語をある程度まで進めないと、重大なネタバレ、シナリオの種明しには、たどり着けないようになっている。
      群像劇というシナリオの構造上、ある主人公の視点で見たシナリオ展開は、当然他の主人公にも絡んでくることになる。
      そうなると、どうしても「あぁこの先こうなるんだ」というのが分かり、疾走感などが薄れてしまう。
      それを回避するため、種明しのタイミングを同期することで、疾走感を薄めず、シナリオに引き付け続けさせることができている。

      また、先に挙げた、ある主人公で選んだ選択肢が、他の主人公に影響していくというシステムも、かなり面白い。
      ある主人公の些細な選択が、他の主人公に大きな影響を及ぼし、バッドエンドながらとんでもない流れを作る切欠になったりする。
      そう、忘れてはいけないのは、このゲームには本来のエンディングは一つしか存在しないながら、選択肢を間違えた際にも、バッドエンドという形で一応のエンディングが用意されているという点だ。
      多くのバッドエンドは、読み進めている主人公が死んでしまったり、行動不能に陥ることで、事件を解決できないため、バッドエンドとなってしまうのだが、所々、そうではないバッドエンドも存在する。

      特に死んでしまったり、行動不能にはならないものの、選択肢を間違えた結果、若手刑事が農家に転職したり、ある主人公が大食い大会の優勝を目指したり、あるいは異次元に飛ばされてしまったり、などなど。
      これらの選択肢を間違えたバッドエンドは、それなりなエンディングが用意されており、それらを集めるのもゲームの一つの楽しみになる。
      シリアスな本編ながら、こういったエンドにはギャグ要素などもあり、これはこれで面白い。

      純粋に、渋谷を舞台したある事件に絡む人々の物語と言うこともできるだろうが、プレイヤーキャラの選択肢を変えて結末を変えて行く興奮は、ゲーム性の高い面白さを表現している。
      先の読めないサスペンスを楽しめる人には、全力でオススメしたい。
      93点
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