ゲームに全力って、だめですか?

通称「ゲムだめ」です。
ゲーム、特に最近気になりだしたゲームデザインについて、
色々語るつもりなんですが、それだけじゃなくて日々の色々を書きそうです、多分。
気が遠くなるほどの絶望感。だが、それがいい―進撃の巨人
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    絶望感が好きです。
    ゲームで言うならば、地球防衛軍。他のマンガなら、アイアムアヒーロー。映画で言うと、ちょっとズレてくるかもしれませんが、インディペンデスデイとか。

    もちろん、現実がそんな事態になって、耐えられるのかというのは別の問題として考えて、という前提が無ければ楽しめません。
    フィクションだからこそ、楽しめる絶望。
    そんな絶望が好きです。

    読む前から、「巨人が襲ってくるマンガ」という程度の知識はありました。
    しかしながら、まさかこんな世界観設定だったとは知らず、物凄い勢いでドハマリしました。
    で、アイアムアヒーロー同様、何度も繰り返し読んでいます。
    簡単にシナリオを説明すると、人類を食べまくる巨人が大量発生したせいで、約100年程の長い間、人類はドデカイ塀の内側でまったりと暮らしていました。
    しかし、ある時そのドデカイ塀すらぶち破る、超大型巨人が現れ、人類は再び巨人の恐怖に脅えることになります・・・

    読んで最初に思ったのは、このマンガと、ガンパレードマーチの共通点でしょうか。
    作中、人類を殺戮のために食っている、と思われる謎の巨人たちは、そのまま、人類の天敵としてガンパレで描かれる、幻獣に変換可能だなと。
    人以外を殺さず、人だけを狩りに来て、倒されれば消滅し、その正体は謎が多い・・・

    ただし、当然違う部分もあります。
    その一番大きなところは、先に挙げた絶望感。
    ガンパレードマーチは、現代を舞台にしており、SFチックな設定も相俟って、現実の世界より技術の進歩が顕著です。
    二足歩行するロボットが、貴重ではあるものの、極々普通に出てきて、戦っていて、それを維持するための技術も、まぁそれなりには浸透しています。

    対する本作は、世界観的には西洋ファンタジー、いわゆるドラクエに近い印象です。
    ただし、魔法は使えないため、単なる前時代的、といったところ。
    人間一人を比較的自由に飛ばすための装置はあるものの、それも燃料切れが早く、補給が重要。
    更に、追尾ミサイルなんてものは当然ないため、砲撃で巨人を狙うにしても、なかなか当たらないのが実情の様。

    加えて、異常とも思える巨人の強さが、更に絶望感を引き立てます。
    まず、巨人の弱点である、首の後ろ以外は、何処をどう傷つけても1,2分で再生してしまう始末。
    先に挙げた通り、的確に遠距離攻撃でその弱点を狙う技術はないため、基本は剣術でその弱点を攻撃しなければなりません。
    更に、巨人はそのデカさに反して、意外と素早いという設定付き。
    なんというか、最早笑ってしまうほど、人類は絶望的なのではないかと思えてきます。

    しかし、そんな絶望的な強さの巨人が蔓延る世界の中、主人公エレンは、外の世界に、そして生きることを諦めません。

    『諦めて良いことあるのか?あえて希望を捨ててまで現実逃避する方がいいのか?』

    鳥篭の中で平和に暮らす方がいいのか、危険はあれど籠の外を希望する方がいいのか
    どちらの言い分も分かるだけに、エレンの言葉が突き刺さってくるわけですが、それと同時にこんな絶望の中で、よくぞそんな希望を持てるなと、感心もします。
    どうしょうもないほど強力で、膨大な数の巨人を前に、人類はどうなっていくのか、数多の絶望の前に、主人公やその周りのキャラクターがどうなっていくのか、気にせずにはいられません。

    単なる対巨人、対化け物のアクション要素ばかりのシナリオ、というわけではなく、作中には様々な謎が散りばめられています。
    そもそもの巨人の正体、何故人類を食い、何故人類にしか見向きもしないのか。
    世界には人類は、今主人公たちが把握しているだけなのか?
    巨人はどこから来るのか?塀の外はどうなっているのか?
    更に、主人公にまつわる数々の謎も現れ、本当にどうなっていくのか、予想が尽きません。

    絶望感を表すために、グロ表現も取り入れつつ、固有名詞のあるキャラがバタバタと倒れていく様は、アイアムアヒーローとは違った衝撃を受けました。
    グロ表現についても、それとはまた違った恐怖感の描かれ方なので、読めない人も多そうですが、やっぱりオススメしたい、絶望の中から生まれる希望のためのマンガです。
    | うたまん | 漫画 | 19:24 | comments(0) | - | - | - |
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