ゲームに全力って、だめですか?

通称「ゲムだめ」です。
ゲーム、特に最近気になりだしたゲームデザインについて、
色々語るつもりなんですが、それだけじゃなくて日々の色々を書きそうです、多分。
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    小説討論会1−1「星を継ぐもの」
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      iphoneで普通に撮れてるこの不思議…
      それはともかく、動画全体の長さが、1時間以上に及んでいるので、概要を記載しておきます。

      がねさんから取り上げていただいた、ジャイムズ・P・ホーガン著、星を継ぐもの、です。

      SFの中でもハードSFという、コッテコテのSF、技術考証、科学考証がしっかりと成されている、ザ・SF、という感じの作品。
      ストーリーは、冒頭、何処かの惑星をさ迷い歩く二人の描写があり、それがプロローグになっています。
      その後場面が切り替わり、近未来の地球で、スキャン装置の第一人者である、ハント博士が、宇宙開発を行っている行政機関に呼ばれ、月で見つかった真紅の宇宙服をまとった死体の謎に迫っていく、というもの。

      この真紅の宇宙服をまとった死体を調べると、5万年前のものと分かる。
      しかし、中身の死体は、異星人のものではなく、地球人そのものと言って過言ではない。
      科学考証から、5万年前のものに間違いはなく、では一体これ、何なのか?という謎が、地球、月を超え、宇宙規模の出来事、人類の起源を探る推理へと発展していきます。

      個人的には、小説というよりも、科学者同士のミーティング、というか論争をそのまんま一冊にまとめたような印象を受けました。
      題材者のがねさん以外に、ぶっさんは中学生の頃に読み、僕はこの討論会を機に、そしてえびちゃんは読んでみたものの、実は最後のどんでん返しを残しているとのことで、その辺りを曖昧にしつつ議論。

      何にしても、題材が難しいこともあり、むしろ「最後の方のネタバレは、やろうと思ってもできない」という感じではあるんですが、まずは序盤の山場について、がねさんから説明。
      がねさん曰く「物理学のハント博士と、生物学のダンチェッカー博士の議論が、そのまま物理学VS生物学になっている」という通り、死体がどこの、なんのものなのかという謎を解こうとする二人の議論が、熱く、夢中にさせられます。
      それぞれの立場から、それぞれの分野を相手の分野違いの学者に分かるように解説していることが、読者にも比較的分かりやすく展開されているうえ、主人公のハント博士の鋭い発言は、爽快感すらあります。

      その山場を超えた後、木星の衛星ガニメデで、今度は地球人とは全くの無関係であることが明確な、異星人の宇宙船が発見されます。
      更に様々な謎が加わり、一つの謎が解明される度に、また新たな矛盾、謎が現れ……その繰り返しで、息つく暇もないほど、物語に惹きつけられます。
      そして終盤の解明、ハント博士の演説では、今までに出てきた謎や矛盾が、一気に解決に向かいます。
      しかし、それを終えても、幾つかの謎が残るんですが、それを今度はダンチェッカー博士の演説で、今度こそ全てが綺麗に繋がる解決を見せます。
      この解決の流れが、実に爽快で、最早SFを、宇宙を題材にしたミステリという表現は、過言ではありません。
      正しくSFの金字塔に相応しい面白さです。

      ただしえびちゃんの言う通り、「洋書を翻訳した読み難さがある」のは間違いないので、その辺りが気になる人には、ハードルが高いかもしれません。
      とはいえ、そんなことが気にならなくなるほどの、壮大な謎と、それを解き明かすトリックは素晴らしいの一言。決して『タイムトラベル』などという、陳腐なオチではないので、この記事を見てそれを一瞬でも予想してしまった人に、全力でオススメしたい作品です。

      | うたまん | - | 02:21 | comments(0) | - | - | - |
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