ゲームに全力って、だめですか?

通称「ゲムだめ」です。
ゲーム、特に最近気になりだしたゲームデザインについて、
色々語るつもりなんですが、それだけじゃなくて日々の色々を書きそうです、多分。
新ジャンル過ぎて、評価不能。でも面白いー銀の匙
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    ハガレンの作者の描く、農業高校の日常、青春。
    そんな帯に引き寄せられ、読んでみました、銀の匙。
    完全に興味と関心のないジャンルのせいで、ああ、うちの市内にも1つそういう高校あるよ、とかその程度のことしか読む前は頭になかった私ですが。

    舞台はエゾノーと称される、北海道の大蝦夷農業高校に進学した、元進学校出身の八軒を主人公として、彼の目線で描かれる農業高校の日常と青春を描く作品です。
    正直、農業高校のことなんてのは、その高校の出身者から、軽く話を聞く程度だったんですが、それでも、豚の去勢をしたり、鶏の頭を切ったり、どう転んでも普通の高校生はやらないことばかりを体験しているということで、驚きました。

    まあ、そういう意味では、僕の行っていた工業高校だって、普通科の高校生は体験しないこととは思うんですが…しかしベクトルが違いすぎるというか、工業はともかく、農林のそれは高校生じゃなくても、一般の人は一生体験しないレベルだよなあと思うと、なんとも凄みがあります。

    マンガ内のエゾノーでは、その聞いた話より何倍もすんごい、というか、普通の高校生では有り得ないことばかり起こっていて、展開に飽きません。
    正直、これホントか?とリアリティを疑いたくなることも、ないではないのですが、納得させるだけの、展開の巧さ、設定の妙があります。

    進学校での戦いに敗れ、疲れた主人公が、逃避として選んだ先が、有無も言わさず働かされる農業高校だったという設定から、常識外れの羽目に遭う主人公にはギャグとしての面白さ、皮肉さを感じます。
    しかし、ハガレンの時と同様、その根底には、命という軽くないテーマが根付いています。
    家畜として飼われ、愛情を持って世話をする動物たちを、自分たちが食べるために殺さなければならないということ。
    そういったことが、今後の展開でよりいっそう掘り下げられていくのではないかと思い、なんとも期待してしまう次第です。

    また、こちらもハガレン同様に、これはむしろ作者のテーマだとも思うのですが、女性の強さを感じます。
    真の男女平等というか、運動が苦手でヘタレっぷりが目立つ主人公よりも、女性陣の方が活発であったりとか、無茶の続く実習や寮生活に、むしろ女性の方が適応していたり、などなど。
    強い女性を描くのが巧い漫画家だと思うので、その辺りの展開も期待したいかな、なんて思います。

    正直、この手の働く人々をテーマにした作品を、僕はあまりに読んできていないので、この気に読み続けてみようかと思います。
    ただそれでも、人を選ぶ青春であることは間違いないだろう、不思議な漫画です。
    | うたまん | 漫画 | 15:05 | comments(0) | - | - | - |
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