ゲームに全力って、だめですか?

通称「ゲムだめ」です。
ゲーム、特に最近気になりだしたゲームデザインについて、
色々語るつもりなんですが、それだけじゃなくて日々の色々を書きそうです、多分。
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    ブラックスワン 不確実性とリスクの本質
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      「ビジネス書大賞」という本で取り上げられていて、その大賞を取った本、ということで読んでみました。
      異常な勢いで話が飛んでいく、洋書によくある「ボトムアップ型」の文章過ぎて、読むのに大変苦労しましたが……いやでも、面白かったです。

      予測できないこと、非常に強い衝撃を与えること、そして一度起これば、さも当たり前かのように説明がなされ、実際には偶然に見えなくなってしまうこと、以上3点を網羅する事象のことを、ブラックスワン―黒い白鳥と定義しています。
      例えば、9・11のテロ、グーグルの成功、インターネットの発展、あとは東日本大震災も、これに含まれるんではないかと思います。

      そういった、とんでもない衝撃を与え、かつ予測のできない黒い白鳥に対して、どうやって対処していくか、というのを投資家でもある著者の目線から、様々な分野の学問を跨ぎながら、考えていくという本です。
      正直な話、僕はこの手の、結論がどこで語られるのか分からない、話題が右往左往する本というのは、非常に苦手だったので、自分としてはビックリするぐらい時間がかかりました。
      それこそ、2010年のビジネス書大賞で、この本をすぐ知り、手に入れたのに、読み終わったのはビジネス書大賞の2011年版が出た後だった、というぐらいに。
      なので正直、諸手を挙げて賞賛できない本ですが、でも凄く色々考えさせられたのも事実です。

      黒い白鳥は予見できないという前提があります。
      それは、従来のリスク管理からすれば、見逃しても良いとされているほど、僅かな確率で発生するものだからです。
      しかし、確率としては僅かなものでも、それが黒い白鳥であれば、とんでもない衝撃を与えるわけです。
      だからこそ、それを無視してしまうのは、リスクが高すぎると、著者はいいます。

      これを、投資の考え方に当てはめると、本文にもあるように、投資金額の8割は「利幅も大したことはないけど、リスクは限りなく小さい」ものに当て、残りの2割は「思いっきりレバレッジなどを利かせ、良い黒い白鳥を狙う」ということになるようです。
      じゃぁ、良い黒い白鳥が発生する可能性のある投資って……?という肝心なところは、当然実際に投資する人が考えなければならないわけですが、この発想は面白いなと思います。

      所謂、ウォーレン・バフェットのように「できる限り永遠に株を持ちたい」という、蓄財家タイプではなく、この著者は取引によって儲ける、トレーダータイプなのでしょう。
      実際に、この「良い黒い白鳥」によって、著者かなり儲けているそうですが、実際儲けた年は、かなり限られてくるようで。
      本文中にも「こういう方法で儲ける場合には、儲ける年は限られる」というような記載もあります。

      ただし、このような方法が、実際試せるかというと、かなり難しい話になってくると思うんですよね。
      なんせ、その黒い白鳥が出てくるまでに関しては、8割でも大した儲けにならず、残る2割については損をするかもしれないわけですから。
      そういった、この投資方法に関する心構え、心理的側面などの話も交え、更にはこの理論を理解せずに、従来のリスク管理を続けている他の投資家、経済学者たちを滅多切りしていたりします。
      更に、著者との関わりのある学者の紹介などなどを含み、なんというか、ビジネス書というよりは、この哲学者のエッセイに近い印象を受けました。

      とはいえ、これだけ読み応えがあって、投資の話のみに関わらず、人生において、もしかしたら有り得るかもしれない「黒い白鳥」と、どう向き合うか、という話はかなり考えさせられました。
      できるだけ、黒い白鳥を理解するために「灰色の白鳥」にしたり、黒い白鳥を含めた確率論を理解するために、従来の確率論の問題点を知ったり、「ある証拠がない」のと「ない証拠がある」の違いを学んだり、などなど。
      読むのは大変でしたが、それだけの価値はあったかなと思います。

      苦労して読んだ後、本の最後にある、著者の広告を見てようやく「まぐれ」と同じ著者であることを知りました。
      いや、こっちは読んだことはなかったんですが、投資の本として面白いとのことでしたので。
      とりあえず、新しい方を読んだから、こっちには手を出さないかなぁ、なんて思ったりしてます。
      | うたまん | ビジネス書 | 15:28 | comments(0) | - | - | - |
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