2009.07.12 Sunday
さあ、才能に目覚めよう
社交性
最上思考
ポジティブ
コミュニケーション
包含
以上が、この本の中に書いてある34の才能の中で、僕が突出している5つの才能なんだそうです。
というのも、この本は、本のカバー内に書いてあるIDを使うことで、自分の才能を調べる、簡単なテストを受けることができます。
そのテストをやってみて、出てきたのが、僕のこの5つ。
おそらく僕をよく知っている人なら、あまりにも僕を表現でき過ぎていて、気持ち悪いと思えるほど、この5つは僕自身を形成していると思います。
こんな感じで、自分の5つの才能が、他には有り得ない!と思えるほどの精度で出てくるため、就職活動を始める友人には、ほぼ例外なく薦めてきたわけなんですが、この本の凄さはそれだけではありません。
まず、34の才能の設定の仕方。
僕の持っているポジティブやコミュニケーション、あるいは社交性というものは、聞けば大体の意味を容易に掴むことができると思うのですが、中には「運命志向」、「自我
」、「自己確信」、さらに言えば、僕の持っている「包含」というのも、分かりにくい才能かもしれません。
しかし、その才能の説明を読み、それを理解すれば、これ以上ないほどのネーミングセンスだと思えるほど、才能そのものの、言葉が良いのです。
そして、普段それが才能だということに気づいていないようなことが、一つの才能として表現されているのも、この本独特な気がします。
共感性や親密性といった、発揮される対象が心の分野であることも、才能の一つとして扱っていて、こういうことも才能と呼んでいいんだ!という自信や、気づきに繋がる凄い本です。
また才能の定義から始まって、それぞれの才能の解説、それぞれの才能の活かし方など、これはよくあるその手の本にもある部分なのですが、その部分でさえ、やはり他の本とは違います。
というのも、この才能によって、人生の選択の幅が狭まるわけではないというのです。
確かにそれぞれの才能、それぞれの個性があるわけなんですが、この本で表現されている「才能」というのは、物事のアプローチの仕方であって、ある才能があるからといって、何かになれるとか、あるいは逆に何かになれないということはない、と言うのです。
もちろん、僕が思うに、営業マンにコミュニケーションがあった方が、それは良いのだろうと思います。
しかし、身近にこの本で才能を調べ、コミュニケーションの才能はないものの、自分の営業トークの問題点を探す「分析思考」と、お客の心を攻める「戦略性」、相手の気持ちを理解する「共感性」を活かして、一人前の営業マンになっている人を知っています。
つまり、この本で分かる才能とは、「どういうふうにやれば○○になれるか」という自分自身の戦い方、賢く生きる方法であって、「あなたは○○に向いています」というような、選択肢を狭める決め付けではないのです。
それが、この本の凄さであり、独自性だと思います。
ぜひ、自身のことを理解するために、己を知って戦いやすくするために、誰にでもオススメしたい本です。